ブリッジモードとは?Wi-Fiルーターのモードの違いを解説!
※こちらのブログは通信業界歴20年の者が個人の見解で書いたものです※
高速通信を可能にするWi-Fiルーターには、モードがいくつか用意されています。その中の一つのブリッジモードは、どのようなモードなのでしょうか。
今回は、Wi-Fiルーターにあるモードの違いについて紹介していくので、参考にしてみてください。
スカイベリーのモバイルWiFiは、工事不要で利用可能なモバイルWi-Fiをご提供しています。ルーターに関するお客様の疑問も自社で運営しているお客様サポートデスクが丁寧に対応いたします。
目次
Wi-Fiルーターにあるモードの種類
Wi-Fiルーターには、主に3つのモードが用意されています。「ルーターモード」・「ブリッジモード/APモード」・「中継機モード/WBモード」です。
それぞれ、どのような特徴があるのか紹介していきます。
・ルーターモード
Wi-Fiルーターの上位に設置されている機器に、ルーター機能がない場合やルーター機能が無効になっている場合は、Wi-Fiルーターをルーターモードで動作する時に活用されます。
Wi-FiルーターのルータースイッチをAUTOにしている場合、上位機器のルーター機能有無を判別して、自動でWi-Fiルーターのルーター機能のON/OFFが切り替わるようになっているのが特徴です。
・ブリッジモード/APモード
Wi-Fiルーターの上位に設置されている機器に、ルーター機能があり、ルーター機能が有効になっている場合は、Wi-Fiルーターのルーター機能をオフに動作するのがブリッジモードです。
Wi-FiルーターのルータースイッチをAUTOにしている場合、上位機器のルーター機能有無を判別し、自動でWi-Fiルーターのルーター機能のON/OFFが切り替わるようになっています。
・中継機モード/WBモード
Wi-Fiルーターを中継機として、利用する場合に活用できるモードです。中継機/WBモードにすることで、Wi-Fiルーターと接続することができます。
ブリッジモードの使用方法
Wi-Fiルーターのモードの一つであるブリッジモードは、どのような時に活用することができるのでしょうか。使用方法について紹介していきます。
・モデムやONUにルーター機能がある場合
回線事業者からレンタルしたモデムやONUなど、Wi-Fiルーターよりも上位に設置されている機器にルーター機能がある場合は、ブリッジモードを活用します。
このモードによって、二重ルーターになることを抑制することが可能です。トラブルもなく、複数のネットワーク機器を使用することができます。
・ルーターが複数ある場合
オフィスなどでWi-Fiルーターを活用する時、端末台数が多くて、ネットワークの規模が大きくなってしまうと、ネットワーク内に複数のルーターが設置されることがあります。
複数ある場合に、ルーター機能が必要ないルーターをブリッジモードにすれば、二重ルーターの状態を避けることができ、正常な動作が実現できるのです。
・ONUにルーター機能がない場合はルーターモード
ONUやモデムを所有していたとしても、ルーター機能が搭載していない場合は、ルーター機能付の無線LANアクセスポイントを用意して、ルーター機能を有効にする必要があります。
ルーター機能が無効になっていると、インターネットへの接続ができなくなるので注意しましょう。
Wi-Fiルーターの注意点
Wi-Fiルーターは、接続や設定を誤ってしまうと、インターネットに接続できなくなる可能性があります。どのような注意点があるのか紹介していきましょう。
・二重ルーターに注意
ルーターが設置されている環境下に、新しくルーターが設置される場合、二重ルーターが発生し、全体の通信速度が低下するきっかけになる恐れがあります。
ネットワークが複雑化してしまい、安定した接続ができなくなるので注意しましょう。
・DHCPサーバー機能が2つ以上あると正しく動作しない
ルーターはIPアドレスを自動で割り当てるDHCPサーバー機能があります。このDHCPサーバー機能は、1つのルーターが複数の機器にIPアドレスを割り当てることで、同時にインターネットへの接続が可能です。
ただDHCPサーバー機能が有効になっている複数のルーターがある場合は、間違ったIPアドレスが割り振られてしまう恐れがあります。
その場合、インターネットに接続できないトラブルに発展する恐れがあるので、注意が必要です。
・ルーター機能を全てオフにしてはいけない
複数のルーターがある場合、二重ルーターを抑制するため、ルーター機能をオフにすることがあります。
しかし完全にルーター機能をオフにしてしまうと、IPアドレスの割り当てができなくなるので、インターネットへの接続が出来なくなるのです。
ルーター機能をオフにする場合は、上位機器はオフにしないようにしましょう。
Wi-Fiルーターは正常に稼働するためモード変更がある
Wi-Fiルーターにあるモード変更は、ルーターが正常に動作するために、必要な機能であるため搭載されています。
それぞれ、ルーターの環境によって、自動でモードを切り替える機能がついているので、安心してネット利用を行うことが可能です。
しかし途中で、ルーターを入れたり、設定を手動で変更した場合は、正常に動作できなくなる可能性があります。
どうしても原因がわからない場合は、メーカーのカスタマーサポートに連絡して、どう対処すればいいのか確認してみてください。
二重ルーターにならないように、モード変更は重要な要素になっているので、モードの違いを理解して設定を変更することも時には大切です。
スカイベリーなら、日本も世界もこれ一台。
スカイベリーは日本はもちろん世界158の国と地域で利用できるWiFiサービスです。
面倒な設定は一切不要で高速なインターネットが利用できます。
セキュリティについてもWPA2による暗号化通信を行っており、安心してご利用いただけます。
現在利用している通信料の金額が高い、通信速度が遅い、海外へ出張や旅行へ行く、
テレワークやオンライン授業などでWiFiを検討しているなどのお悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。
筆者:平島 賢一(男性) 通信業界歴20年
まとめ(よくある質問)
ブリッジモードとはどういったものですか?
Wi-Fiルーターの上位に設置されている機器に、ルーター機能があり、ルーター機能が有効になっている場合は、Wi-Fiルーターのルーター機能をオフに動作することです。
ブリッジモードはどのような時に活用できますか?
ブリッジモードは次のような時に活用できます。「モデムやONUにルーター機能がある場合」「ルーターが複数ある場合」「ONUにルーター機能がない場合はルーターモード」
Wi-Fiルーターの注意点は?
Wi-Fiルーターの注意点は次のとおりです。「二重ルーター」「DHCPサーバー機能が2つ以上あると正しく動作しない」「ルーター機能を全てオフにしてはいけない」