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クレードルとは?必要性や使い方について解説

クレードルとは、モバイルルーターやデジタルデバイスに付属する接続装置です。ルーターなどとセット販売されていることも多いため、併せて買うべきかどうか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。

そこでここでは、クレードルの特徴やメリット、購入前に知っておきたいことなどをまとめて紹介します。 特にこれからモバイルルーターを購入する予定の人は、じっくりチェックしてみてください。

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クレードルについて

クレードル(cradle)とは、英語で「ゆりかご」を意味する言葉です。デジタルデバイスのアクセサリー類について言うときは、スマホやタブレット、モバイルルーターなどを乗せる台座を指します。

モバイルルーターやスマホなどを契約する際、併せてクレードルの購入を勧められることがあります。しかし、そもそもクレードルとは何をするためのものなのでしょうか。クレードルの詳細について紹介します。

1.デジタルデバイスやモバイルルーターの拡張機器の一つ

クレードルは、デジタルデバイスやモバイルルーターなどを載せて使う拡張機器の一つです。見た目は一昔前の携帯の充電器によく似ており、実際に充電器としても使えます。

クレードルの見た目はシンプルなものが多く、邪魔にもなりにくいサイズ感です。スマホやタブレット、モバイルルーターの定位置として活用すれば、デバイスを紛失したり傷つけたりしにくくなるでしょう。

2.充電器との違いはLANポートの有無

クレードルは、前述の通り置き型の充電器として重宝します。しかし最も注目すべき特徴は、本体に有線接続用のLANポートが備わっていることです。

クレードルがあれば、LANケーブルを使って外部機器との接続が可能です。ただし、スマホやタブレット用のクレードルには有線接続用のLANポートはありません。スマホやタブレット用のクレードルは、純粋にデバイスの「置き台」兼「充電器」です。

外部との接続装置として使うためには、クレードルと併せてモバイルルーターが必要となります。

クレードルの使い方&メリット

クレードルの使い方

クレードルは、モバイルルーターとセットで使うことで用途が増え、有益性が高まります。モバイルルーターを購入するとき、「クレードルも購入すべきだろうか?」と迷う人は、クレードルの使い方やメリットについて知識を深めておくとよいでしょう。

クレードルの使い方とメリットのポイントは、主に以下の5つです。

  • 無線に対応していない機器が使える
  • 通信を安定させやすい
  • 有線LAN回線を無線化できる
  • 充電スタンドとして使える
  • アンテナ機能付きなら通信がより安定する

それぞれについて詳しく紹介します。

1. 無線に対応していない機器が使える

前述の通り、モバイルルーター用のクレードルにはLANポートがあります。これを利用して、クレードルとPCや周辺機器とをLANケーブルでつなぐことが可能です。

「モバイルルーターがあるのに有線って必要?」と思う人もいるかもしれません。しかし、古いPCなどの中には、無線LANに対応していないものも散見されます。昔のPCを立ち上げてインターネットにつなぎたいときなどは、有線LANポートがあってよかったと思うはずです。

2. 通信を安定させやすい

Wi-fiを使うとき、室内が以下のような状況だと、通信が不安定になりがちです。

  • 電子レンジなど、電磁波を発生させるものが近くにある
  • 家具などが多く、電波が遮られやすい

通信環境が悪く「サクサクページを読み込めない…」と感じたら、LANケーブルでポートとPCを直接つないでみましょう。これだけで通信速度が大幅にアップすることはありませんが、安定はしやすくなります。

クレードル+モバイルルーターなら、いきなり通信が切れたり見たいページがなかなか開かなかったりといったストレスは軽減されます。

3. 有線LAN回線を無線化できる

クレードルは、有線LAN回線を無線化して使うこともできます。

例えば、自宅や職場、宿泊施設などの固定回線をLANケーブル+クレードルでつないでみましょう。そうすれば、モバイルルーターを載せたクレードルが固定回線をWi-Fi化してくれます。Wi-Fi環境が整っていない場所でも、ストレスなくインターネットを楽しめます。

ちなみに、このときモバイルルーターから発せられる電波は、固定回線によるものです。通信はモバイルルーターのSIMカードに依存しないため、使用量に影響しません。

モバイルルーターはあるけれど、「格安プランに入っている」「通信料制限ギリギリの状態で、これ以上使えない」などという場合でも、通信量を気にせずに無制限で使えます。

クレードルがあれば「無線→有線」、「有線→無線」どちらでもOKです。

4. 充電スタンドとして使える

繰り返しになりますが、クレードルは「置くだけ」の充電スタンドとしての使用が可能です。

充電機能があるといっても大きなメリットに感じない人もいるかもしれませんが、モバイルルーターを常に持ち歩く人にとっては、有益と考えられます。

普段モバイルルーターを持ち歩く人は、自然に充電回数が多くなります。しかし充電が頻回だと、いちいち本体にケーブルを挿すのが手間な上、ケーブルの劣化も避けられません。

クレードルを活用して、「置くだけ」で充電できる方が便利です。どんなに忙しい人でも、定位置に置くことさえ忘れなければ自動的に充電が終わります。

5. アンテナ機能付きなら通信がより安定する

一部のクレードルには、アンテナ機能が付いているものがあります。このタイプはより多くの電波を拾いやすく、通信が不安定な場所でも比較的スムーズにつながるでしょう。

「モバイルルーターを使っているけれど、屋内での使うとつながりにくい」「すぐに切れてしまう」などということが頻繁にあるならば、クレードルを併用することで解決できるかもしれません。

クレードルをおすすめできる人

クレードルが必要なシーン

「クレードルを使うとメリットが大きい」と考えられるのは、次のような人です。

  • 出張や旅行などが多い
  • モバイルルーターのみで済ませている

クレードルのメリットを踏まえて、自分にはクレードルがあった方がよいかどうかを考えてみましょう。

1. 出張や旅行などが多い人

自宅外で過ごすことが多い人は、常に安定した通信環境を確保できるとは限りません。出先や宿泊先でもインターネット接続が可能となるよう、あらゆる手段を講じておくべきでしょう。

モバイルルーターを携行している人は、それだけで大丈夫だと思いがちです。しかし、場所によっては通信が全く安定しなかったり、そもそも「圏外」になってしまうケースもあり得ます。このようなときクレードルがあれば、モバイルルーターをアクセスポイントとして使えます。付近の有線LAN端子からクレードルにLANケーブルをつなぐだけなので、手間は掛かりません。

この方法ならモバイルルーターの通信量に影響しないのもメリットです。

2. モバイルルーターのみで済ませている人

「家でも外でもモバイルルーターのみ」という人は、通信が不安定になりがちです。今後も固定回線を引く予定がないのなら、クレードルを備えておくことをおすすめします。

たとえ現在回線について何ら不都合を感じていないとしても、将来的にどうなるかは分かりません。PCを買い替えたり周辺環境が変わったりすれば、モバイルルーターが切れたりつながらなかったりすることもあるでしょう。

通信ストレスになりそうな環境でも、クレードルがあれば有線による安定的な接続が可能です。

クレードルを購入する前に知っておきたいこと

有線回線を無線で使える、無線が使えないときは有線で使える…、クレードルにはさまざまなメリットがあります。しかし、「じゃあ買おう」と安易に決めるのはおすすめできません。

クレードルを購入する前に、以下のポイントを確認しておきましょう。

  • モバイルWi-Fiとは別に費用がかかる
  • クレードルがなくても基本的には困らない
  • 迷ったら保留する方法もある
  • モバイルルータの中にはクレードルがない機種もある

それぞれ、詳しく紹介します。

1. モバイルルーターとは別に費用がかかる

モバイルルーターとクレードルのセットプランを提案された場合でも、クレードルの代金は別料金です。クレードルの価格相場は3,000~6,000円程度となることが多いですが、選ぶ商品によっては1万円を超えるものもあるでしょう。

ただし、通信会社がキャンペーンなどを行っている場合は、無料で入手できる場合もあります。タイミングによって購入価格にはバラつきがあるため、事前にきちんと確認しておくのがベターです。

2. クレードルがなくても基本的には困らない

クレードルは、あくまでもオプションです。インターネットにつなぎたいときは、モバイルルーターさえあれば、基本的には困ることはないはずです。

例えば、家の「固定回線をWi-Fi化させたい」といっても、その頻度が高いならWi-Fiルーターを購入した方が便利です。より通信が安定して、快適・高速なインターネットを楽しめます。

また、クレードルを充電器として使う方法もありますが、モバイルルーターにはUSBケーブルが付属しています。充電しやすい環境がある、あるいは、「常にフル充電でなくてもよい」という人なら、充電のためだけにクレードルを購入するのはもったいないかもしれません。

3. モバイルルーターの中にはクレードルがない機種もある

モバイルルーターでも最新機種のものは、そもそも対応するクレードルがない場合があります。

近年は、無線LANの普及率が向上し、有線でインターネットにつなぐ人はあまりみられなくなりました。これにより、有線LANポートを持つクレードルの有益性が低下しているのです。

加えて、最新のモバイルルーターの中には、有線に匹敵するほどの高い安定性と速度を持っているものがあります。わざわざ有線につなぐメリットがなく、クレードルを使うシーンが想定できないのです。

始めから「クレードル+モバイルルーター」という使い方をしようと決めている人は、購入予定のモバイルルーターにクレードルがあるかどうかを確認しておきましょう。

クレードルが本当に必要かどうかよく検討しよう

クレードルは、モバイルルーターの通信安定性を向上させたり充電スタンドとして使えたりします。モバイルルーターで全てをまかなっている人や自宅外でPCを使うことが多い人なら、あると便利でしょう。

ただし、クレードルは全ての人に有益というわけではありません。

購入する前に、クレードルのメリットや「自分にとって本当に必要か」ということをよく考えてみることをおすすめします。

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