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快適に感じる通信速度はどのくらい?目安や速度方法まで解説

インターネットを使うとき、通信が遅いと感じた経験がある人は少なくないでしょう。速度が遅いと感じても、実際に速さを計測したことがある人はそう多くないかもしれません。

実は、回線のスピードは簡単に測ることが可能です。正確な数値を把握することでどう対策すべきかを判断する材料にできます。

この記事では、速度の測り方や目安など、通信速度の基礎知識について解説します。

スカイベリーのモバイルWiFiは、4G LTE対応なのでストレスなく高速通信をすることが可能です。
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通信速度とは?

インターネットにおける通信速度は、おもに「1秒間にどれくらいのデータ量を送れるのか」という基準で測られます。

まずは、通信速度の基礎知識である単位や用語について見ていきましょう。

通信速度の単位

はじめに、通信速度の単位について解説します。

回線の速さを表すときは、「bps(ビーピーエス)」という単位を使います。Bit per secondの略で、先述したように1秒間にできるデータ量(bit)を示す単位です。したがって、数が大きいほど大量のデータを送信できることになります。

数字の大きさに応じて、以下のような単位が使用されます。

  • Kbps:1,000bps
  • Mbps:1,000Kbps
  • Gbps:1,000Mbps

また、回線の速度をbyte(バイト)という単位で表すこともあります。1Byte=8bitという大きさで、1MB=8Mbpsです。つまり、8Mbpsあるときは1秒間に1MBの通信が可能ということになるのです。

ネットサーフィンをするときは、10~30MBくらいであれば快適だといわれているため、ひとつの目安として覚えておきましょう。

ping値もチェックしておこう!

通信速度においては、「ping値」というものについても着目する必要があります。ping値とは「Packet INternet Groper」の略で、「送信先の相手と通信ができるのか」「データを送信してからどれくらいの速さで返ってくるのか」を示す値です。単位はms(ミリ秒)で、値が小さいほど通信が速く、大きいほど通信が遅くなります。

動画視聴や通話アプリの使用、ゲームなどに重要となる要素なので、あわせてチェックしておきましょう。

通信速度の上り・下りとは?

通信速度について

通信速度を語るうえで必ず出てくるのが、上り・下りという単語です。IT関係に詳しくない人にとっては何を指すのかわかりにくいかもしれません。

上り・下りとは、以下のような意味をもっています。

  • 上り:データをアップロードする速度
    メールの送信、SNSの投稿など
  • 下り:データをダウンロードする速さ
    メールの受信、サイトや動画の閲覧、アプリのダウンロードなど

動画投稿をメインに使用するのか、動画を見たいのかなど、使用スタイルによってそれぞれに必要なスピードは異なります。

最大速度と実効速度は異なるため注意

通信速度を考えるときに注意したいのが、最大速度と実効速度は異なるという点です。

  • 最大速度:理論上実現可能な最大速度
  • 実効速度:実際に使ったときの速度

つまり、最大速度がどれほど速くても、実効速度が遅ければ快適なネットの使用はできません。

株式会社 野村総合研究所の調査によると、インターネットは時間帯によって実効速度が異なることがわかっています。住宅街の深夜と夕方では10Mbps程度の差が生じることが判明し、とくに15~16時以降は平均値以下の実効速度になることがわかりました。

実効速度は、プロバイダーの設備や近隣住人の使用状況によっても大きく左右されます。通信速度を測るときは最大速度だけではなく、実効速度の数値を見て速さを判断するようにしましょう。

通信速度の測り方

通信速度は、サイトやアプリを使用することで誰でも手軽に測れます。図る方法は、サイトやアプリに設置されている測定開始ボタンをタップするだけです。

また、普段Google検索を使用している人は、Googleの検索窓に「スピードテスト」と入力してみてください。スピードテスト実行のボタンが現れ、非常に簡単に通信速度が測れます。

なかには、回線の種類やプロバイダーを設定することでより細かい分析ができるものもあります。どれも無料で使えるので、色々試してみて使いやすいサイトやアプリを見つけてください。

快適な通信速度とは?

シーンごとの快適な通信速度

ここからは、快適にネットを使用するための通信速度を使用目的別にお伝えします。ご自身の使用目的に合わせて、最適な回線やプロバイダーを契約していきましょう。

メールを送受信するだけのとき

メールの送受信やメッセージアプリを使うときは、下り128kbps~1Mbps程度の速度が最適です。

ただし、128kbpsは通信制限をかけられたときの速さなので、通信速度としては非常に遅いです。動画や写真の送受信をするときは、128kbpsだと不便を感じることがあるかもしれません。

ネットサーフィンをするとき

SNSやサイトを見るときは、下り1~10Mbpsが最適な速度です。現在提供されている光回線やモバイルWi-Fiは、基本的にこの数値を大幅に上回っているため、余程のことがなければネットサーフィンで困ることはないでしょう。

ただし、動画や画像が大量に埋め込まれたサイトを見るときは、10Mbps以下だと読み込みに時間がかかってしまうことがあります。

動画を再生するとき

動画を見るときは、10~20Mbpsの速度があればストレスを感じることはないでしょう。解像度が高いものほど必要となる通信量は大きくなるため、ネット回線が遅いときは再生の解像度を落とすことでスムーズに再生できるようになるかもしれません。

解像度が高い4K画質で再生するときは、最低20Mbps以上の速さが必要だと言われています。

ゲームをするとき

オンラインゲームをするときは、速度が速ければ速いほど理想的です。大体100Mbps以上の数値が出ていれば、データのダウンロードやアップロードで不便を感じることはないでしょう。

また、ゲームをするときはping値にも注意しましょう。スムーズにゲームをするためには、15ms以下が最適だといわれています。

回線ごとの通信速度目安

最後に、回線ごとの通信速度の目安を見ていきましょう。ここに掲載した数値よりも大幅に低いときや遅い回線を使っているときは、回線やプロバイダーの乗り換えも検討してみてください。

ただし、今回紹介するのはあくまで目安です。周囲の使用状況などによって数値は変わってくるため、参考程度に考えておきましょう。

光回線の通信速度

自宅やマンションを工事して光ファイバーを引き込んで使用する「光回線」は、回線のなかでもトップクラスの速さを誇ります。速度は100~200Mbps程度です。

ただし、夜間など使用人数が増えたときは、10Mbps程度まで下がってしまうこともあるため注意しましょう。

電話回線の通信速度

電話線を使った回線は、対応エリアが広く料金が安いところが大きなメリットです。速度は平均10Mbps前後だといわれています。

ほかの回線と比べると通信が遅いため、契約するときは注意が必要です。

モバイルWi-Fiの速度

モバイルWi-Fiの回線は、電話回線より速く光回線より遅い速度になっている点が特徴的です。平均的な速度は30Mbps程度です。

外出先での使用や軽いネットサーフィンで困ることはありませんが、テレワークや動画視聴では不便を感じるかもしれません。

通信速度を見直して快適に使用しよう!

インターネットを使用するときは、目的ごとに必要となる通信速度が異なります。「なんだか通信が遅いな」と感じたときは、ぜひサイトやアプリを活用して速さを計測してみてください。

通信速度があまりにも遅いときは、思い切って回線やプロバイダーを変更したほうがいいかもしれません。ご自分が必要とする速度をしっかりと把握し、より快適に使用できる業者を探していきましょう。

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