モバイルwi-fiルーターとモバイルバッテリーの飛行機への持ち込み・使用について

※こちらのブログは通信業界歴20年の者が個人の見解で書いたものです※
外出中でもスムーズに通信を行ってくれるモバイルwi-fiルーターは、外への持ち出しはもちろん公共交通機関でも使用可能。しかし飛行機の中は地上と違い、一部に例外があります。
ここでは、モバイルwi-fiルーターを機内に持ち込めるのかどうか、詳しいポイントや注意点について紹介します。
スカイベリーのモバイルWiFiは、工事不要で公共交通機関でも場所を選ばず気軽にご利用いただけます。
テレワークや外出先で使いたい等でWi-Fiをご検討中の方はぜひご相談ください。
目次
モバイルwi-fiルーターは飛行機へ持ち込み可能?
モバイルwi-fiルーターの持ち込みと使用、モバイルバッテリーの持ち込みについて確認していきましょう。
モバイルwi-fiルーターの取り扱い方法
モバイルwi-fiルーターは機内に持ち込むことは可能ですが、使用することはできません。機内では飛行機が安全に航行するため、電波を発信する機器の使用は禁じられています。
航空法でも、運航の安全に支障を及ぼすおそれのある電子機器類の持ち込みについてルールが設けられているため、自由に使用することはできません。
モバイルwi-fiルーターは電子機器のため、スリープモードにならないよう電源を確実に切った状態にします。途中で起動しないように注意し、手荷物の中に入れて持ち込みをすることが可能です。
モバイルwi-fiルーターを預ける場合
預け荷物にする場合にも機内持ち込みと同じ扱いとなり、電源を入れた状態での預け入れは不可能となります。
スリープモードや時間差で電源がオンになってしまう設定なども一切不可となりますので、注意が必要です。
誤って電源が入ってしまわないよう、確実に電源をオフにした状態で頑丈なスーツケースに収め、電源部分にものが触れないようにしてください。
モバイルバッテリーの取り扱い方法
モバイルバッテリーはリチウムイオン電池が内蔵されていますが、リチウムイオン電池は国土交通省によって「危険物」に指定されているため注意が必要です。
リチウムイオン電池は衝撃や圧力に弱く、負荷がかかると発熱や発火を起こしたり、場合によっては爆発したりする可能性があります。
モバイルバッテリーが機内で発火した事故も報告されており、安全に運行するためにも国内線・国際線ともに使用は固く禁止されています。
国内線ではモバイルバッテリー容量が160Wh未満(43,243mAh未満)のものについて機内に持ち込みができます。
100Wh〜160Wh(27,027mAh〜43,243mAh)について2個まで持ち込むことが可能です。
容量が基準を満たしていても、バッテリー本体に容量が明記されていなければ没収になるケースもあります。事前にバッテリーの記載をチェックしておくと安心です。
※上記の情報は今後変更される可能性もありますので、必ず出発前に自身で確認するようにしましょう。
モバイルwi-fiルーターは機内使用不可!罰金を取られることも
モバイルwi-fiルーターは地上での使用に限られ、機内で通信することはできません。航空法でも電子機器の利用は厳しく制限されており、違反した場合は50万円以下の罰金が課せられます。
荷物として預ける際にも、誤って電源が入ってしまうと運行に支障をきたすおそれがあるため注意が必要です。
機内での使用が認められてしまうと機長命令により罰金が課せられる可能性があるため、必ず電源はオフにしてください。
機内は航空会社指定のwi-fiでネット接続
機内でインターネットを使用する場合は、航空会社が提供しているwi-fiを利用します。
提供されているwi-fiは事前に申し込みが必要なもの、搭乗前にアプリをインストールしなければならないものなど航空会社によってサービス内容が異なります。
事前に航空会社のホームページの予約画面を開き、搭乗する便がwi-fiに対応しているか確認しておくと良いでしょう。
ただし国内線と国際線でwi-fiサービスの利用料金が異なるため、有料サービスの場合は料金がかかることも確認しておきましょう。
国内の大手の航空会社のうち、ANAでは国内線に限り「ANA wi-fi Service」が無料で利用できます。
JALについても国内線のwi-fiは無料で、2019年よりアカウントを作らずに利用できるようになりました。
なお、ANA・JALのどちらもwi-fiの使用可能時間は離陸の約5分後~着陸の約5分前までとなります。
国際線や海外の航空機については、有料でwi-fiサービスが提供されています。1ヶ月~1年間の年間パスも販売されていますので、複数回wi-fiを利用する予定があれば期間パスの購入がおすすめです。
※搭乗する便によってネット接続の可否が異なる場合もあります。
利用条件を確認しよう
モバイルwi-fiルーターは通信機器であり、飛行機への持ち込みは可能ですが機内での使用は禁止されています。
モバイルバッテリーについても、容量により持ち込みが制限されるほか、発火や爆発のおそれがあるため機内での使用はできません。
事前に電源をオフにした状態で、モバイルバッテリーは容量をチェックしておくと安心。wi-fiは機内で提供されているサービスを利用しましょう。
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筆者:平島 賢一(男性) 通信業界歴20年