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モバイルWiFiと据え置き型ならどっちがいい?特徴やメリット・デメリットを解説

気軽にWiFi接続を行いたい人には、モバイルWiFiと据え置き型の二つの選択肢があります。
自分にはどちらが向いているのだろう?と悩んでしまう場合は、それぞれの特徴やメリット・デメリットの理解を深めるといいでしょう。

本記事では、モバイルWiFiと据え置き型の相違点やメリット・デメリットを簡単にまとめました。
モバイルWiFiや据え置き型に向いている人についても考察しているので、ご自分のケースを当てはめながらチェックしてください。

据え置き型とモバイルWiFiの異なる点

据え置き型とモバイルWiFiの異なる点

手軽に使えるWiFiを求めている人には、据え置き型とモバイルWiFiの二つの選択肢があります。
それぞれの違いを理解して、ニーズに合うものを選びましょう。

据え置き型とモバイルWiFiの相違点を紹介します。

1. モバイルWiFiの特徴

モバイルWiFiとは、屋外にも携行できるコンパクトタイプのルーターです。
本体内部にバッテリーを備えており、コンセントがなくても稼働できます。

サイズや種類はさまざまあり、通信事業者で購入可能です。
モバイルWiFiの特徴は、携帯キャリアが提供する、移動体通信回線を使用することです。

インターネット接続では、通信キャリアの基地局の電波にアクセスしなければなりません。
そのため実際にモバイルWiFiの利用を開始するときは、通信事業者かMVNO(仮想移動体通信事業者)との契約が必要です。

どの事業者と契約をするかで通信速度・安定性は変わるため、慎重な検討が必要となります。

2. 据え置き型の特徴

据え置き型はホームルーターとも呼ばれる、家庭に設置して使用するルーターです。
本体にバッテリーを内蔵していないため、接続中はコンセントにつなぎ、常時電源を確保する必要があります。

据え置き型も、通信事業者の回線を利用する点ではモバイルWiFiと同じです。
ただし据え置き型の方がサイズは大きく、重量もあります。

同時接続台数が多く設定されているのが一般的で、手軽に家庭内のインターネット環境を整えたい人に選ばれています。

モバイル型のメリット・デメリット

モバイルWiFiは携行性が高いことがメリットといえますが、コンパクトサイズであることがデメリットに働くケースもあるようです。

モバイルWiFiのメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

メリット1.携行できる

モバイルWiFiの種類にもよりますが、近年はスマートフォンよりも一回り小さいコンパクトサイズが多数登場しています。
スマートフォンと合わせて携行しても苦にならず、快適な通信環境の構築が可能です。

ただし、通信エリアについては契約した通信事業者の基地局数・対応エリアによって異なります。
都市部ならほぼ問題はありませんが、アクティブに動き回る人は回線エリアをきちんとチェックしておくのがおすすめです。

メリット2.スマートフォン代を節約できる

スマートフォンそのものをモバイルWiFiにつなげれば、高額なデータプランに加入する必要がありません。
最低限のプランでインターネット接続できるため、スマートフォン代の節約につながるでしょう。

またモバイルWiFiなら、屋外でパソコンやタブレットを接続するのも容易です。
スマートフォンのテザリング機能を使う必要がなく、スマートフォンのデータ容量を圧迫しません。

テザリングでありがちな容量オーバーや料金アップが発生しにくいのは、うれしいメリットです。

デメリット1.通信が不安定

モバイルWiFiは通信事業者の基地局から発せられる電波を拾います。
スマートフォンと同様に電波の良し悪しが顕著で、場所によってはインターネットにつながったり切れたりを繰り返すこととなるでしょう。

回線の不安定さから、特にゲームなどでは動きや反応が遅くなります。
モバイルWiFiで対戦ゲーム・シューティングゲームなどをやっていると、ストレスがたまるかもしれません。

デメリット2.バッテリーが劣化する・切れる

モバイルWiFiは本体にバッテリーを備えているため、バッテリーの劣化が発生します。
バッテリーの寿命は機種や使い方によって異なりますが、1年から数年で劣化するケースもあるようです。

バッテリーが劣化すれば、モバイルバッテリーの携行も必須となるでしょう。
また機種によっては、元々のバッテリー容量が少ないものも少なくありません。

使いたいときに使いづらい、必要なときにバッテリー切れになってしまうなど、バッテリーによるトラブルに悩まされることとなります。

据え置き型のメリット・デメリット

据え置き型のWiFiは、家庭内で気軽にインターネットを構築できるのが魅力です。
どのようなメリット・デメリットがあるのかを具体的に見ていきましょう。

メリット1.工事不要

据え置き型は、購入したその日から使えるのがメリットです。
本体に付属しているプラグをコンセントにつなげば、すぐに設置場所周辺の電波を捕まえます。

手間なく簡単に、家庭内で快適なインターネット接続を行えるようになるでしょう。

家庭用の据え置き型ルーターとしては、家庭に専用の光回線を引き込む方法が一般的です。
しかしこちらは工事日程のすり合わせ・回線開通のための初期工事が必要となります。

せっかくルーターを購入しても、開通工事が終わるまではインターネットが使えません。
即日インターネットを使いたい場合は、据え置き型が安心です。

メリット2.複数人で使える

据え置き型はモバイルWiFiと比較して、同時接続台数が多いのが一般的です。
機種にもよりますが、モバイルWiFiは多くても10〜15台くらいまでしか同時接続できません。

通信の快適性も確保しにくく、あくまでも個人使用として使うのが望ましい使用法です。
これに対し据え置き型は、機種によっては50台以上つなげられます。

家庭でたくさんの機器をつないだり、職場で共有して使ったりする場合にも不便を感じにくいでしょう。

デメリット1.固定回線より遅い・不安定

同時接続可能な台数が多いとはいえ、据え置き型はスマートフォンと同様に通信事業者の電波を使用します。
家庭に専用の光回線を引き込む固定回線と比較すると、通信速度が遅かったり不安定になったりすることがあるでしょう。

また据え置き型は、建物の位置・形状の影響を受けやすい特徴があります。
家庭内でもつながりやすいところと、つながりにくいところがはっきりと出てしまうかもしれません。

デメリット2.容量制限がある

据え置き型の多くは、1度に大量のデータ容量を消費すると速度制限がかかります。
速度制限のルールは通信会社やプランによって異なりますが、ゲームをしたり動画をたくさん見たりする人は不自由を感じることが多いでしょう。

速度制限がかかると、ネットワークの接続速度が非常に遅くなります。
インターネットで何かしようとするたびに、容量は大丈夫かなと気にしなければならないのは、地味にストレスとなるでしょう。

モバイルWiFiに向いているのはこんな人

モバイルWiFiに向いている人の特徴

モバイルWiFiに向いているのは、通信料を安くしたい、気軽にWiFi接続したいといったニーズのある人です。
モバイルWiFiがおすすめなタイプを具体的に紹介します。

1. スマートフォンの通信料をセーブしたい

月々のスマートフォン代が高額になっている人は、モバイルWiFiの併用でスマートフォン料金を下げられます。
スマートフォン代が高額になっている人は、膨大なデータ通信量を消費しているケースがほとんどです。

たとえばゲームから動画視聴までをスマートフォンで行うような人は、あっという間にデータ上限に引っ掛かってしまいます。
必然的に無制限プランや大容量プランなどの高額プランに加入することとなるでしょう。

モバイルWiFiを使えば、スマートフォンの容量を消費する必要がありません。
加入プランは最低レベルでよく、通信制限に怯える必要はなくなります。

2. 1人で気軽にWiFiを使いたい

モバイルWiFiに適しているのは、家族みんなで使いたい人よりは自分1人で気ままに使いたいという人です。
モバイルWiFiは同時接続台数が制限されており、パーソナルなWiFiとして使うのに適しています。

ポケットやバッグに入れておけば、屋外も屋内も関係ありません。
その人の周辺だけは、快適なネットワーク環境が構築されます。

3. 出張の多いビジネスパーソン

営業職で社外に出ることが多いビジネスパーソンや、出張する機会が多いビジネスパーソンは、モバイルWiFiを携行しておくと安心です。
空き時間にカフェでパソコンを開いたり、タブレットで顧客の情報を確認したりしやすくなります。

データ容量を気にする必要がないため、入力やチェック業務も快適に済ませられるでしょう。
またモバイルWiFiによっては、海外でそのまま使用できるものもあります。

たとえばスカイベリーWiFiは、日本国内と世界158の国・地域での使用が可能です。
国外でも国内でもデータ通信料金は変わらないため、海外出張でも料金の負担を感じずに済みます。

世界を股に掛けて活躍するビジネスパーソンにとっては、心強い味方となるでしょう。

据え置き型に向いているのはこんな人

据え置き型に向いているのは、ライトユーザーや家庭内に手間なくネットワーク環境を構築したい人です。
おすすめのタイプを具体的に見ていきましょう。

1. 動画やゲームをしない

インターネットの使用目的がホームページを見たりSNSを開いたりする程度の人は、据え置き型でも問題ありません。
ルーターを設置してコンセントを挿すだけで、快適にインターネットを楽しめるようになります。

一方インターネットでゲームをしたり動画を見たりする人は、据え置き型では速度や安定性に不安があります。
ゲームや動画閲覧の快適性を高めたいなら、固定回線を検討した方がいいかもしれません。

2. 引越しが多い

転勤の多い職業だったり住まいを変えるのが好きだったりする人は、コンセントに挿すだけの据え置き型がぴったりです。
引越しのたびに回線工事・手続きを行う必要がなく、どこでも安定した通信環境を得られます。

3 回線工事できない・したくない

光回線を導入したくても、対象外の地域もあります。
この場合は据え置き型を設置することで、簡単に家庭のインターネット環境を整えることが可能です。

また回線工事は業者との日程調整が必要な上、屋内での作業も必要です。
忙しくて日程が合わない、部屋に人を入れたくないなどの理由がある場合も、据え置き型を選択した方が無難でしょう。

モバイルWiFiと据え置き型をしっかり比較・検討しよう

モバイルWiFiと据え置き型は、通信事業者の電波を使用するという点で同じです。しかし、携行に適している、同時接続台数が多いなどと特徴は異なるため、メリット・デメリットを見極めた上で選択しましょう。

またモバイルWiFiは、基本的に個人使用に適しています。
家族と共有したい・家庭のインターネット環境を安定させたいというニーズには据え置き型がおすすめです。

モバイルWiFiと据え置き型をしっかりと比較・検討し、ニーズに合うものを選んでください。

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