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電子レンジでWi-Fiが遅くなる!?原因はこれ

以前はインターネットへの接続に有線LANが用いられていましたが、現在では、コードレスの無線LANが主流です。Wi-Fiは、無線LANの規格のひとつであり、快適なインターネット環境に欠かせないアイテムといえるでしょう。

しかし一方で、コードレスゆえのデメリットもあります。電磁波がさまざまな障害によって干渉され、思い通りに使用できないケースがあるのです。電子レンジによるWi-Fiへの影響も、その原因のひとつとして挙げられます。
本記事では、電子レンジが及ぼすWi-Fiへの影響と解決策について解説します。

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電子レンジを稼働させるとWi-Fiの電磁波に影響を与えてしまう

電子レンジでWi-Fiが遅くなる原因

Wi-Fiは、目に見えない電磁波のやり取りによって、パソコンやスマートフォンをはじめとした端末をインターネットに接続してくれます。電磁波を扱う関係上、電子機器などの影響を受けてしまうのが欠点です。電子レンジも、Wi-Fiに影響を与える原因のひとつとして挙げられます。

食品を効率よく温める電子レンジは、2.4GHz帯の周波数の電磁波を活用する電子機器です。この周波数は、Wi-Fiが扱う電磁波とまったく同じ数値にあたります。
2.4GHz帯の電磁波はかなり強力なもので、電子レンジを稼働させることで漏れ出てきます。漏れ出た電磁波がWi-Fiに影響を及ぼし、通信の障害となるのです。
マンションやアパートといった集合住宅の場合、自宅で電子レンジを使用していなくても、隣家が稼働していて通信に乱れが生じるケースもあります。

逆に電子レンジには影響を与えない

Wi-Fiが電子レンジの影響を受けるのであれば、その逆のケースも心配になるかもしれません。Wi-Fiを使用していることで電子レンジの調子が悪くなるなら、電子レンジを使用するたびにルーターの電源を落とす必要があります。一時的にインターネットが使用できなくなるのは不便です。

結論からいってしまえば、このような必要はありません。電子レンジがWi-Fiに影響を及ぼすことはあっても、その逆はありません。同じ電磁波の周波数によって影響を受けるのは、あくまでも受信する側のみの話です。発信する側の電子レンジには、とくに問題は発生しません。

電子レンジによるWi-Fiへの影響を解消する4つの方法

電子レンジのWi-Fiへの影響の対策方法

自宅の電子レンジは、四六時中稼働させるわけではないため、一時的な影響は我慢すればよいと思うかもしれません。しかし、仕事などでインターネットを使っている方にとっては無視できない問題です。
自宅周辺で電子レンジを頻繁に使用しているが故に、我慢できないレベルで通信が阻害されてしまい、悩んでいるケースもあるでしょう。

この問題を十分に解決できる方法が4つあります。ぜひ実践してみてください。

1.電子レンジとWi-Fiルーターとの間に距離を置いてみる

電子レンジから漏れ出る電磁波は確かに強力ですが、広範囲に影響を及ぼすわけではありません。
電子レンジとWi-Fiルーターが近い位置にあるのであれば、距離を置いてみることをおすすめします。レイアウトの関係上、電子レンジの位置を変えるのが難しい場合は、Wi-Fiルーターの位置を変えてみましょう。シンプルな方法ではありますが、これだけで解決する可能性は十分にあります。
また、電子レンジとWi-Fiルーターの間に、電磁波を遮るグッズを設置するのも効果的です。電磁波を効率よく遮断してくれる専用のグッズも各メーカーから販売されています。

2.電子レンジと干渉しない周波数のチャンネルを作成する

電子レンジと同じ周波数であるために、Wi-Fiが影響を受けてしまいます。電子レンジと干渉しない別のチャンネルを作成することで、通信障害が発生しない環境を作り出せます。

2.4GHz帯の周波数を扱うWi-Fiルーターには、全部で13のチャンネルがあります。チャンネルは、それぞれ5MHzずつ周波数にズレがあるため、電子レンジの影響を受けにくいチャンネルを設定してみましょう。

現在使用しているWi-Fiのチャンネルなどの情報は、専用のアプリを用いることで確認できます。切り替えながら検証して、もっとも影響が少ないチャンネルを見つけ出しましょう。この方法でも、十分に問題は解決可能です。

3.異なる周波数に対応したWi-Fiルーターに変更してみる

電子レンジとWi-Fiルーターは、同じ2.4GHz帯の周波数を使用しているため干渉してしまい、受信する側が影響を受けてしまいます。よって、異なる周波数を使用すれば、問題を解決することが可能です。
Wi-Fiルーターが対応している周波数は、2.4GHz帯のほかに5GHz帯があります。5GHz帯であれば、電子レンジと干渉しないため、影響を受けずにインターネットに接続できるでしょう。
あらかじめ2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応しているWi-Fiルーターを使用していたのであれば、設定を変えるだけです。もし、対応していないのであれば、この機会に5GHz帯に対応したWi-Fiルーターの購入を検討してみてもよいでしょう。

なお、5GHz帯は2.4GHz帯と比較して速度が速いなどほかにもメリットがあります。反面、デメリットもあるので変更や購入をする前に把握しておきましょう。
以下、それぞれのメリットおよびデメリットを紹介します。

・2.4GHz
メリット:長く主流とされてきており、対応している機種が多く安定性も高い
デメリット:周波数でみると弱いため、さまざまな原因によって影響を受けやすい

・5GHz帯
メリット:高速通信が可能で、ほかの電波による影響が少ない
デメリット:障害物に弱く、対応している機種が限定される

4.無線LANではなく有線LANを使用してみる

ご紹介した上記3つの方法でも解決が難しい場合は、いっそのこと無線LANから有線LANに切り替えるのも選択肢のひとつです。有線ケーブルで接続するため、コードそのものにトラブルが発生しなければ安定してインターネットに接続できます。
無線LAN特有のメリットは得られなくなってしまいますが、一方で有線LANならではのメリットとして、高いセキュリティ性が実現します。
しかし、配線の管理や有線ケーブルの状態には配慮が必要です。損傷や劣化に気づいたら、早めに買い換えましょう。

電子レンジ以外にも電磁波の周波数の関係でWi-Fiに影響を及ぼすものについて

電子レンジのほかにも、電磁波を扱う電化製品は数多くあります。今回はそのなかでも、家電製品に絞っていくつかご紹介します。もし、発生している電波干渉として電子レンジが該当しないと思われる場合は、こういった品々が原因となっているかもしれません。

ある程度離れていても電話に出られるコードレス電話

コードレス電話は、2.4GHz帯および1.9GHz帯の周波数を使用しています。そのため、2.4GHz帯の周波数を使用していた場合、電波干渉が発生する可能性があります。また、コードレス電話は子機が電波を受信する端末であるため、Wi-Fiの影響を受けて通話に支障を起こすかもしれません。

Bluetooth製品

昨今では、コードレスで使用できるヘッドホンやイヤホン、スピーカーなど、無線機能をもった数多くの製品が登場しています。これら無線での接続を可能にしているのが、近距離無線規格のひとつであるBluetoothです。
これにより、さまざまな使い勝手のよい電化製品が多く誕生しました。その一方で、電波干渉を起こしやすくなってしまった点には注意が必要です。Bluetoothは、Wi-Fiや電子レンジと同様に2.4GHz帯の周波数を使用しているため、電波干渉を起こしてしまう恐れがあります。

身の回りの電化製品の周波数をふまえてストレスなくWi-Fiを使用しましょう

昨今、インターネットの普及によってわたしたちの生活は大変便利になりました。かつてはケーブルで接続しなければならなかった電化製品も、もはや無線での使用が当然となりつつあります。その一方で、無線になったが故の欠点は無視できるものではありません。
とくに、多くの方が扱うWi-Fiが受ける電波干渉といった障害は、これからもさまざまな場面で見られるかもしれません。日常のなかで非常に身近な存在である電子レンジは、Wi-Fiの通信を阻害する大きな原因のひとつとして挙げられます。

電磁波の修正や各製品が対応している周波数を確認することで、電波干渉は回避できます。基本的には手軽に行える解決策が多いため、お困りの際はぜひ実践してみてください。

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