マンションのインターネットが遅い4つの原因と対処法

マンションにお住まいでインターネットの速度が遅いときは、マンションの設備もしくはプロバイダーに原因がある可能性があります。原因に応じた対策を取ることで、スムーズで快適なネット使用が可能になるかもしれません。

この記事では、マンションのインターネットが遅くなってしまう原因と対処法を解説します。

マンションのインターネットが遅い原因4選

マンションのインターネットが遅い原因

さっそくマンションのインターネットが遅くなってしまう原因について見ていきましょう。

ネットが遅くなる原因は、大きく分けると「マンション設備の問題」と「通信機器やプロバイダーの問題」の2つに分類できます。

1. ネット回線が共有されているから

まず押さえておきたいのが、マンションにおけるネット回線の設備における特徴です。マンションは1本の光ケーブルを建物内に引き込み、その1本を各部屋に分配することでインターネットの使用を可能にしています。1本の回線を住人全員で使うため、戸建てと比べるとどうしても通信速度が遅くなってしまうのです。

たとえば、最大1Gbpsの光回線を20戸で使うことになれば、単純計算で「1Gbps÷20戸=0.05Gbps(50Mbps)」ということになります。趣味・仕事を問わず、大量のデータ通信をする人がいれば、当然ほかの利用者の速度に影響してくるでしょう。

この場合、ルーターの交換などといった個別の対策をしても、インターネット速度の向上にはつながりません。

2. 光回線が途中までだから

光回線が途中までしか引き込まれていないマンションの場合、それが原因でネットのスピードが落ちることがあります。

「光回線完備」と記載があるマンションでも、途中までしか光ケーブルが接続されていないところは多いです。この場合、配電盤室まではしっかりと光ケーブルが引き込まれているのですが、部屋の内部につなぐ回線はVDSLと呼ばれる一般的な電話回線が使用されています。電話回線で通信をすると、光ケーブルで接続したときと比べると大幅にインターネットのスピードが落ちてしまいます。

ただし、最近建てられた新しいマンションは、すべての部屋に光回線が接続されているケースも多いです。引っ越すときは、どこまで光回線が通っているかについてきちんと確認しておきましょう。

3. ルーターやケーブルが古いから

自宅のルーターやケーブルが古い場合も、通信速度を遅くしてしまう一因となるため注意が必要です。これらの端末が古い場合、光回線の通信速度に処理速度が対応できず、本来の速度を発揮できないことがあります。

ルーターやケーブルに問題がある場合は、ご自身で対処が可能です。まずはルータやケーブルを買い替えて様子を見てから、ほかの対策法を試してもよいかもしれません。

4. プロバイダー側に問題があるから

マンションの設備にもルーターやケーブルにも問題がない場合は、プロバイダー側の問題が考えられます。プロバイダーとは、インターネットと自宅の回線を接続する業者のことを指します。

プロバイダーの速度は業者の設備や周辺住民の利用率などに左右されるため、どうしても速度が改善しないときはプロバイダーの変更も検討しましょう。また、利用者の多い夜の時間は回線速度が落ちやすい傾向にあります。混雑する時間を避けて利用するのも、ひとつの手でしょう。

マンションのインターネットが遅いときの対処法

マンションのインターネットが遅い時の対処法

ここでは、マンションのインターネットが遅いときの対策法を詳しく見ていきましょう。

1. 接続機器を再起動してみる

まずは、ネットに接続しているスマートフォンやパソコン、モデム(ONU)やルーターなどを再起動してみましょう。余計なアプリがバックグラウンドで動いていたりキャッシュが残っていたりすると、処理能力が遅くなってしまうことがあります。

また、モデム(ONU)やルーターは熱をもつと、問題が生じて本来の機能を発揮できなくなることがあります。

再起動をして一度トラブルの原因をリセットすることで、インターネットの速度が回復する可能性があるのです。

2. ルーターやケーブルを新しいものに変える

再起動をしても速度に変化がないときは、自宅のルーターやケーブルを新しいものに買い替えてみましょう。たとえ見た目はきれいでも、これらの接続機器は経年劣化によって機能が低下していきます。

最新のものに買い替えることで、光回線本来のスピードを発揮できるようになるかもしれません。

3. 回線にトラブルがないかをチェックする

一時的に回線でトラブルが発生しているときは、しばらく待つことで問題が解消する可能性があります。契約している回線やプロバイダーの公式サイトへアクセスし、通信障害や混雑が起きていないか確認してみましょう。

また、回線が混雑する昼や夜の時間は一時的にスピードが遅くなることがあります。可能であれば、混雑する時間帯を避けてネットを利用しましょう。

4. プロバイダーを変える

「どんな方法を試しても改善しない」「いつも混雑していてつながりにくい」という場合は、思い切ってプロバイダーを乗り換えるのも選択肢のひとつです。マンションに指定されたプロバイダー以外の業者を使うと、利用者が少なくなるため安定した回線が利用できるようになるかもしれません。

とくに、新しい接続方式である「IPv6 IPoE」が使用できるプロバイダーであれば、高速通信が可能となりストレスなくネットを利用できるでしょう。

また、マンションに住んでいても通信スピードが早い戸建プランの契約をすることは可能です。よりスピードを重視する人は、ぜひ戸建てプランも検討してください。

5. モバイルWi-Fiを使う

そこまでネットの利用頻度が高くない場合は、固定回線を解約してモバイルWi-Fiを契約してもよいでしょう。動画の再生やメッセージの送受信程度の使用であれば、モバイルWi-Fiでも問題なく使用できます。

モバイルWi-Fiは持ち運びができるため、外出時のデータ通信量も抑えられます。場合によってはスマホ代金を大幅に安くできるので、よりお得にインターネットを使いたい人におすすめです。

マンションのプロバイダーを変えるときの注意点

マンションのインターネット速度の改善方法のひとつとして、プロバイダーの変更を紹介しました。実際にプロバイダーを変更する際は、以下2つの注意点を押さえておきましょう。

1. 管理会社に伝えておく

マンションに住んでいても、戸建てプランのサービスが契約できることは先述したとおりです。ネットのスピード改善のために戸建てプランへ変更するときは、必ず管理会社に伝えるようにしてください。戸建てプランは新しく回線の工事をする必要があり、壁に穴をあける必要があるためです。

大家によっては、この工事を好ましく思わないこともあります。あとからトラブルにならないように、必ず事前に許可を取るようにしましょう。

2. 料金が上がるケースがある

プロバイダーを乗り換えたり戸建てプランに変えたりするときは、料金が高くなることがある点に注意しましょう。とくに戸建てプランの場合は、工事費がかかるうえ、月額使用料が確実に上がります。

お金をかけてまでプロバイダーやプランを変更する必要があるのか、しっかり考えておきましょう。

正しい対策方法でマンションのインターネットを快適に!

マンションは設備の性質上、一戸建てと比べるとどうしてもインターネットの速度が落ちやすい傾向にあります。まずはパソコンなどの接続機器やルーターの状態を見直してみて、改善が見られなかったら次のステップに進んでいきましょう。

どうしてもネット回線のスピードが遅い場合は、プロバイダーを乗り換えたりプランを変更したりすることで症状が改善する可能性があります。追加工事などが必要になる場合は、必ず管理会社や大家に確認を取るようにしてください。

skyberry 国内&海外WiFi

WiFiコラム

ブログ記事一覧へ