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Wi-Fiで「安全性の低いセキュリティ」と表示される原因と対処法を解説!

※こちらのブログは通信業界歴20年の者が個人の見解で書いたものです※

iPhoneのOSがios14にアップデート以降、Wi-Fi設定画面に「安全性の低いセキュリティ」と表示されるiPhoneユーザーが増えています。

本記事では、安全性が低いセキュリティと表示される原因と、警告文を表示させなくする方法を解説します。

スカイベリーのモバイルWiFiでは、WPA2による暗号化通信を行っておりセキュリティ面でも安心してご利用いただけます。
工事不要で設定を切り替えることなく、いつでもどこでも高速通信を実現することが可能です。

「安全性の低いセキュリティ」は通信方式の切り替えを勧めている

安全性の低いセキュリティ

2020年9月にiPhoneはOSをios14にアップデートしました。

ios13のときと同じWi-Fiネットワークを利用しているのに、ios14になってから「安全性の低いセキュリティ」と警告文が出るようになったユーザーがいます。

「安全性の低いセキュリティ」と書かれているWi-Fiネットワークを選択すると、以下のメッセージが表示されます。

「WPA/WPA2 (TKIP)は安全性が低いとされています。

これが自分のWi-Fiネットワークの場合は、WPA2(AES)またはWPA3を使用するようにルーターを構成してください」

あまり聞いたことのない単語が出てきて戸惑うかもしれませんが、シンプルな言い方にすると、「今の通信方式はWPAやWPA2 (TKIP)という安全性が低い通信方式なので、安全性が高い通信方式のWPA2(AES)やWPA3にしてください」ということです。

  ios13の場合 ios14の場合
WPA 警告文が出る 警告文が出る
WPA2 (TKIP) 警告文が出ない 警告文が出る
WPA2(AES) 警告文が出ない 警告文が出ない
WPA3 警告文が出ない 警告文が出ない

安全性が低いセキュリティのWi-Fiネットワークを利用していると、不正アクセスやハッキングなどの被害に合ってしまうかもしれません。

警告文が出ている方は安全性の低いWi-Fiネットワークから、安全性の高いセキュリティのWi-Fiネットワークに変更しましょう。

「安全性の低いセキュリティ」と表示させなくする4つの方法

安全性の低いセキュリティと表示させなくする方法

「安全性の低いセキュリティ」と表示される原因は、Wi-Fi電波を発信しているルーターにあります。

解決方法は4つあるのでそれぞれ解説します。

ルーターの設定を変更する

通信方式がWPAやWPA2 (TKIP)だと「安全性の低いセキュリティ」と表示されます。

そのため、ルーターの設定で通信方式を変更します。

【ルーターの通信方式を変更する手順】

1.ルーターの管理画面にアクセスする(ルーターとパソコンを有線接続するほうが通信が安定する)
2. ユーザー名とパスワードを入力してログインする
3. 無線LANまたはWi-Fiネットワークを選択する
4. 暗号化モードをWPA2(AES)かWPA3に変更する
5. 再起動されて設定が反映される

基本的な流れは以上のとおりです。通信方式を変更する手順はメーカーや機種によって変わるため、うまくいかない場合は説明書を確認するか、カスタマーセンターに相談するといいでしょう。

なお、ユーザー名はとくに設定していない場合、「admin」か「root」です。パスワードはセットアップカードに記載されていますが、もしなければ「password」と入力もしくは空欄のままでログインできます。

ルーターを買い換える

ルーターが古い場合は、通信方式をWPA2(AES)やWPA3に変更できない場合があります。

最近の無線ルーターは、ほとんどの機種がWPA2(AES)に対応しているので、家電量販店や通販サイトで新しいルーターを購入することをおすすめします。

中継機を外してみる

中継機とは、親機となるルーターと子機のパソコンやスマートフォンなどの間に設置する装置です。

2階建て住宅や部屋数が多い住宅では、ルーターからの電波が届きにくくなります。

中継機を使うことで、ルーターから離れていてもインターネットが利用できるようになる便利な機器ですが、警告文が出る原因が中継機の設定になっている場合があります。

中継機を利用していて警告文が出たときは、中継機ではなく親機のルーターと接続して確認しましょう。

親機のルーターと接続したときに警告文が消えた場合は、原因が中継機にあるので設定を変更するか、買い換えるといいでしょう。

セキュリティが低いWi-Fi通信を使わないように設定する

これまではルーターについて解説しましたが、自分がWi-Fi通信の管理者ではない場合はルーターの設定変更や買い換えができないかもしれません。

このような場合は、スマートフォン側で利用しないWi-Fiネットワークを設定します。

スマートフォンのWi-Fi設定画面を開き、「接続を確認」を見ます。

「接続を確認」では、利用したことがあるWi-Fiネットワークに自動的に接続するか、しないようにするか設定できます。おすすめは「オフ」または「確認」です。

そして、もう一度Wi-Fi設定画面に戻ります。

「安全性の低いセキュリティ」と警告文が出ているWi-Fiネットワークをタップし、「ネットワークを削除」すると、セキュリティの安全性が低いネットワークに繋がらなくなります。

android端末での「安全性の低いセキュリティ」は?

これまではios、つまりiPhoneの端末に「安全性の低いセキュリティ」と警告文が出る原因や対処法を解説しました。

ではandroid端末の場合はどうなのかというと、android端末はセキュリティの安全性が低い通信方式の「WPA/WPA2(TKIP)」を利用していても警告文は出ません。

そのため、androidユーザーの方で、セキュリティに不安がある方や古いルーターを利用している方は、一度ルーターの設定を確認するのをおすすめします。

「安全性の低いセキュリティ」の警告文は無視せず適切な対処を

「安全性の低いセキュリティ」と警告文が出るときは、ルーターでWi-Fiネットワークの設定を変更すると改善されます。

しかし、ルーターの機種が古い場合はWi-Fiネットワークの変更ができない場合があります。古い機種よりも新しい機種のほうがセキュリティ性能は優れているため、買い替えをおすすめします。

安全性の低いWi-Fiネットワークを利用していると、不正アクセスなどの被害に合いやすくなるかもしません。

「安全性の低いセキュリティ」と出てきたときは、警告文が消える安定度の高いセキュリティのWi-Fiネットワークに変更しましょう。

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