USBのWi-Fiって何?特徴や選び方を解説します!
パソコンに無線LAN環境が内蔵されていなかったりWi-Fiの通信速度が遅かったりという理由で、インターネット通信にストレスを感じている方もいるものです。こういった方には、便利に活用できる無線LAN子機がおすすめです。
ここでは、USB接続で使用できる無線LAN子機などのツールについてご説明いたします。
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USB Wi-FiとはパソコンにUSB接続して使用できるWi-Fiのこと
USB Wi-Fiとは、パソコンにUSB接続をしてWi-Fi機能を追加できる機器のことをいいます。
パソコンに無線LANが内蔵されていればそのままインターネット接続ができますが、そうでない場合にはUSB無線LAN子機などの機器を接続しましょう。 まずは、3種類のUSB Wi-Fiの特徴についてご説明いたします。
1. USB無線LAN子機
USB無線LAN子機は、無線LANの機能が内蔵されていないパソコンに差し込めるUSBのことをいいます。USB接続を行えば、無線LAN子機からWi-Fiが自動受信されるため、快適なインターネット接続が実現可能です。
USB無線LAN子機のほとんどは、USBメモリとほとんど変わらないような見た目をしています。中には、指の先ほどの小さなものもあり、小さなタイプを選べばパソコンを使うときに邪魔にならず快適です。
また、Wi-Fiの受信方向を調整できるアンテナがついているUSB無線LAN子機もあります。Wi-Fiの親機とパソコンとの距離が離れている場合には、アンテナ付きUSB無線LANを使い、アンテナの向きを調整してみましょう。
2. USBモバイルルーター
USBモバイルルーターはその名のとおり、USBを介して活用できるモバイル型の接続機器です。
近年では、外出先に無料Wi-Fiスポットが設置されるケースが増加しています。とはいえ、Wi-Fi環境のないエリアやスポットでパソコンを使いたいケースも少なくありません。USBモバイルルーターはこういったときに活躍してくれます。
外出先でUSBモバイルルーターを差し込めば、Wi-Fiや携帯電話の通信規格であるLTEを利用して、ワイヤレスのインターネット接続が可能です。
一般的なモバイルルーターは使い続けるうちに電源が切れてしまう恐れがありますが、USBタイプのモバイルルーターはパソコンに差し込んで使用するため、電池切れが起きることはありません。長時間使用し続けられるのはUSBならではのメリットです。
Wi-Fi接続かLTE接続かは、USBモバイルルーターの機種によって異なります。より高速のインターネット通信を行いたいのであれば、Wi-Fi対応のUSBモバイルルーターを導入するのがおすすめです。
3. USBドングル
USBドングルとは、特定のソフトウェアを動かすときにUSBポートに差す機器のことをいいます。
LTE(Long Term Evolution)と呼ばれる携帯電話回線を利用してインターネット接続を行うのがUSBドングルの特徴です。USBドングルはあくまでLTEにのみ対応しており、Wi-Fi接続を行うことはできません。
LTEであっても不便なくインターネットを接続することは可能です。とはいえ、Wi-Fiのような高速通信を行うことはできないので注意しましょう。
USB Wi-Fiは速度やサイズ感にこだわって選ぼう
USB接続ができるWi-Fi機器を購入するときには、速度をしっかりとチェックしておきたいものです。より高速でインターネット通信を行いたいのであれば、5.0GHzの周波数帯のものを選びましょう。
5.0GHzの周波数帯には障害物に弱いというデメリットがあります。USB Wi-Fiに外部アンテナがついているものを選べば、受信感度が低いときに微調整を行うことができ便利です。
また、USB Wi-Fiのサイズ感に注目することも大切なポイント。ノートパソコンを持ち運んでUSB Wi-Fiを使いたいときには、小さなタイプのものを用意したほうがよいでしょう。
据え置き型のパソコンや自宅で使うノートパソコンであれば、少し大きめのアンテナが付いたUSB Wi-Fiを用意しても問題ありません。
USB Wi-Fiはパソコンの他にテレビなどにも接続できます。テレビにUSB Wi-Fiを接続すれば動画配信サービスを利用したり、ウェブサイトを閲覧したりといった操作が可能です。 テレビの場合にはパソコンとは違い、USB端子が無線LANに対応していないため注意してください。テレビに接続する場合には、有線LAN接続に対応したアイテムを選びましょう。
USB Wi-Fiを導入すべきケースとは
USB無線LANなどの機器は、パソコンに無線LANの機能がない場合に活用できます。また、通信速度をより安定させたいときにUSB Wi-Fiを導入するケースもあるものです。
ここからは、USB Wi-Fiが必要とされる場面についてご説明いたします。
1. パソコンに無線LAN機能がない場合
パソコンに無線LANが内蔵されていない場合には、USB無線LANやアダプタが必要です。パソコンの説明書やメーカーのウェブサイトをチェックし、パソコンが無線LAN内蔵型でないときにはUSB Wi-Fiの導入を検討しましょう。
2. パソコン内蔵の無線LAN機能の調子が悪いとき
もともとパソコンに無線LAN機能が内蔵されている場合でも、パソコンの調子が悪いときや速度が遅いときにはUSB無線LANに切り替えるのがおすすめです。
最新規格の11acに対応したUSB Wi-Fiを活用すれば、速度がアップする上に通信も安定しやすくなります。
通信速度が出にくい古いパソコンを使いたいときにUSB Wi-Fiを活用すれば、インターネット通信が安定し、快適に使えるようになるのです。
3. Wi-Fiのデバイスが対応していないとき
Wi-Fiには2.4GHz帯と5.0GHz帯という2種類の電波があります。2.4GHz帯は速度が遅いものの、障害物に強いという特徴があり、反対に5.0GHz帯は速度が早い代わりに障害物には弱いWi-Fiです。
Wi-Fiのデバイスによっては、2.4GHz帯と5.0GHz帯のどちらかにしか対応していないことがあります。非対応のデバイスではインターネット接続ができないので注意が必要です。
USB Wi-Fiにはデュアルバンド対応と記されたものがあります。デュアルバンドとは2.4GHz帯と5.0GHz帯の両方に対応しているという意味です。
Wi-Fiの周波数帯を気にせずUSB Wi-Fiを使いたいのであれば、デュアルバンド対応のものを選びましょう。
USB Wi-Fiを導入するときの注意点
USBポートに差し込むだけで使えるのがUSB Wi-Fiの魅力です。ただし、中にはパソコンのUSBポートが少なく、USB無線LAN子機を差し込めないケースもあります。こういったときには有線LANポートからLANケーブルで接続できるコンバータータイプのWi-Fi通信を活用するとよいでしょう。 また、USB Wi-FiはパソコンのUSBポートに挿入して使用するという特性上、複数の端末で使い回すことができません。一度に接続できるパソコンは1台のみなので十分注意しましょう。
USB Wi-Fiがあれば無線LAN接続機能がないパソコンも快適に使用できます
USB Wi-Fiはパソコンに無線LAN通信環境を追加したり、通信状況を改善したりと便利に活用できるツールです。
最近ではUSB無線LAN子機をはじめ、多くのUSB Wi-Fiツールが販売されています。用途や環境に合わせて最適なUSB Wi-Fiを選び、インターネット環境を改善しましょう。