テレワークで必要なもの一覧!これだけあれば仕事が快適になる!

オフィス以外の場所でテレワークを行うためには、そのための環境を整える必要があります。原則必要となる物のほか、テレワークをさらに便利にするための物もありますので、必要性に応じて用意するのもおすすめです。
今回は、テレワークで必要なもの、あると便利なものについて解説します。
テレワークに必要なもの一覧

テレワークを始めるにあたり、原則必要となるものを7つご紹介します。
1.業務に使うパソコン
まずは、業務に使用するためのパソコンを用意しましょう。
テレワークに使用するパソコンの確保については企業によって対応が異なり、日本労働組合総連合会が実施した「テレワークに関する調査2020」によると、テレワーク時に使用する機器について「会社支給のパソコン・タブレット」が57.6%と半数を超えている一方、「私物のパソコン・タブレット」と回答した人も34.2%に及んでいます。[注1]
私物パソコンを利用する場合は、業務で使用するソフトやツールに対応しているOS、スペックを備えたパソコンを選ぶことが必要です。
なお、パソコンは据置型のデスクトップと、コンパクトなノートPCの2種類に分類されます。同じ価格帯なら、デスクトップの方がマシンスペックは上ですが、自宅以外でテレワークを行うことがある場合や、今後多少なりともオフィスで仕事をする可能性がある場合は、携帯しやすいノートPCを選ぶのがおすすめです。
[注1]日本労働組合総連合会:テレワークに関する調査2020
https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/chousa/data/20200630.pdf
2.ネットワーク回線
担当業務そのものはオフラインで作業できるとしても、テレワーク中は業務データをオフィス間で送受信したり、Web会議システムを使って他の社員とコミュニケーションを取ったり、オンライン上で勤怠データを管理したりするので、ネットワーク環境は必要不可欠です。
単純なテキストデータやメッセージの送受信程度なら、スマホのテザリング機能を使ってやり取りすることも可能ですが、頻繁にデータを送受信する場合やWeb会議システムを利用する場合は、大容量通信に対応できる光ファイバー回線の導入を検討しましょう。より安定して大容量のデータ通信ができる有線で接続する方法と、室内でワークスペースを限定せず作業できる無線で接続する方法があります。
3.モバイルWi-Fi
また、オフィスとテレワークを並行して実施するハイブリッド勤務を行う場合や、自宅以外でテレワークをする場合は、持ち歩きに便利なモバイルWi-Fiを利用する必要があります。
カフェやホテルなどには公衆無線LANサービスを提供しているところもありますが、誰もが利用できる公衆Wi-Fiはセキュリティに不安が残りますので、自前のモバイルWi-Fiを利用した方がよいでしょう。
モバイルWi-Fiがあり、通信できるデータ量が十分にあるならば、光ファイバー通信などのネットワーク回線はなくてもテレワークをすることが可能です。その場合は自宅でもモバイルWi-FiでWebに接続します。
4.Webカメラ
テレワーク中に他の社員とコミュニケーションを取る場合や、オンライン上で商談・面談などを行う場合があります。その際は相手と映像データをやり取りするためのWebカメラが必要です。 最近のノートPCには標準でWebカメラが内蔵されているケースも多いですが、外付けカメラに比べるとやや映像の質が劣ります。相手の表情や仕草をチェックする必要のある営業職の場合は、内蔵カメラとは別に外付けのWebカメラを利用するのがおすすめです。
5.ヘッドセット
ヘッドセットとは、マイク機能が付いたヘッドフォンのことです。
こちらも最近のノートPCにはスピーカーやマイクが内蔵されていることが多いですが、内蔵カメラ同様、やはり外付けのものに比べると音質が落ちる傾向にあります。
簡単な業務報告だけなら内蔵スピーカーでも事足りますが、Web会議システムを利用して商談やミーティング、ディスカッションなどを行う場合は、クリアな音声でやり取りできるヘッドセットを用意した方がよいでしょう。
6.Web会議システム
テレワーク中に上司や他の社員とコミュニケーションを取ったり、顧客や取引先と商談したりする場合は、Web会議システムを導入する必要があります。
Web会議システムとは、Webカメラとマイクを利用し、相互間で映像データをやり取りしながらリアルタイムにコミュニケーションを取れるツールです。安定したネットワーク環境と、高画質・高音質に対応したWeb会議システム、Webカメラ、マイクがあれば、ほぼ対面と変わらないコミュニケーションを取れるでしょう。
Web会議システムにはさまざまなバリエーションがありますが、原則として相互で同じシステムを利用しなければならないので、社員同士のミーティングなどに使う場合は社内でシステムを統一することが大切です。 一方、取引先などとの商談に使う場合は、ソフトのインストールやアカウントの取得などを必要としないシステムを利用した方が、先方に負担をかけずに済みます。
7.セキュリティソフト
限られた範囲・端末間でデータをやり取りする社内LANとは異なり、自宅等で利用するインターネット回線は世界中とつながっています。
情報収集や外部サービスの利用に便利な一方、不正アクセスのリスクも高くなりますので、テレワークに利用するパソコンには必ずセキュリティ対策を行わなければなりません。会社からパソコンを貸与・支給される場合、あらかじめセキュリティソフトがプリインストールされているケースが多いですが、私物のパソコンをテレワークに利用する場合は、セキュリティ対策は個々の社員の判断に委ねられることもあります。
セキュリティ対策を十分に行わないまま、オンライン上でデータの送受信を行うと、悪意ある第三者からの不正アクセスやクラッキングによって大切な情報が外部に漏洩する可能性があります。 テレワークで利用するパソコンには必ずセキュリティソフトをインストールすると共に、Wi-FiやWeb会議システムなどのツールもセキュリティ性の高いものを選ぶことが大切です。
テレワークにあると便利な物

テレワークを行うにあたって必須ではないものの、あると便利なアイテムを2つご紹介します。
1.モバイルバッテリー
自宅以外の場所でノートPCやモバイルWi-Fiなどを利用する場合、長時間作業していると、バッテリーが切れてしまう可能性があります。充電が切れると作業を中断せざるを得なくなりますので、電源のない場所で長時間作業する場合は、モバイルバッテリーを用意しましょう。
使用する機器によってバッテリーの必要出力、容量は異なりますので、何の充電に利用するのか、用途に合わせて製品を選ぶことが大切です。
2.のぞき見防止フィルター
ノートPCを使ってオフィスや自宅以外の公共の場(カフェや共用オフィスなど)でテレワークをしていると、第三者に画面をのぞき見される可能性があります。のぞき見防止フィルターをPC画面に貼っておくと、真正面以外の角度からでは画面が見えづらくなるため、安心して業務に集中することができるはずです。
テレワークを始めるときは利用シーンに応じて必要なものをそろえよう
自宅などでテレワークを行うには、業務用のパソコンやネットワーク回線、モバイルWi-Fiなどの必要な機器・サービスをそろえる必要があります。
Web会議システムを多用する場合は、ヘッドセットや外付けWebカメラなども必要になりますので、業務内容や利用シーンに応じて必要なものを準備し、快適なテレワーク環境を整えましょう。
まとめ(よくある質問)
テレワークの導入にあたり、準備すべきものは何がありますか?
テレワークの導入時には「業務に使うパソコン」「ネットワーク回線」「モバイルWi-Fi」「Webカメラ」「ヘッドセット」「Web会議システム」「セキュリティソフト」の7つを準備する必要があります。
外出先で業務を行う際に便利なものはありますか?
自宅以外で業務を行う場合は、「モバイルバッテリー」「のぞき見防止フィルター」の2つがあると便利です。