skyberry

更新日:

Wi-Fiルーターの電波は遠距離でも届く?距離感について解説!

※こちらのブログは通信業界歴20年の者が個人の見解で書いたものです※

Wi-Fiを利用する上で、遠距離でも届くかどうかは気になりますよね。Wi-Fiの電波が届く範囲を理解すれば、色々と対策を取ることができるので、事前に性能について理解しておくことは大切です。

今回は、Wi-Fiルーターの電波が届く距離感について紹介していくので、参考にしてみてください。

スカイベリーのモバイルWiFiは、4G LTE対応のモバイルWiFiでストレスなく高速通信することが可能です。
性能などのご不明点も自社で運営しているお客様サポートデスクが丁寧に対応いたします。お気軽にお問い合わせください。

Wi-Fiルーターと電波法

日本には「電波法」というものがあり、Wi-Fiルーターなど、「使用に対して免許を必要としない無線局」の出力上限が定められています。

現在の電波法としては、出力上限が10mWから1000mWまで引き上げられているので、遠距離まで電波を届かせることが可能です。しかしこの出力上限は、Wi-Fiルーターには適用されておらず、ハイパワーのWi-Fiルーターでも10mWの上限を超えることは難しいとされています。

実際に、Wi-Fiルーターの性能について、電波出力についての記載がないのは、10mWが上限であることが基本となっているためです。

Wi-Fiルーターの電波の届く範囲

電波法を遵守して製造されているWi-Fiルーターは、どこまで電波を飛ばすことができるのでしょうか。実験において、全く障害物がない状態で遠距離通信した場合、100mほどであれば、データ通信することが出来たと言われています。最大では250mまでの通信に成功しているようです。

ただWi-Fiルーターの電波は、障害物があると反射して、電波の勢いが減衰するといった特徴があります。

紙や木材といった材質であれば、電波はある程度突き抜けることができるそうですが、金属といった材質のものは反射してしまう性質があるようです。

またふすまや扉を隔てるだけで、Wi-Fiルーターから発信される電波は、強度が落ちると言われているので、部屋の中に入ると電波が届きにくくなるとされています。

そのため、自宅でWi-Fiルーターの電波を利用する場合、電波出力の問題よりも、障害物による影響が大きいことが想定されるでしょう。

特に鉄筋コンクリートで出来ているマンションでは、部屋を隔てると電波がほとんど届かなくなるので、注意が必要です。

Wi-Fiルーターのつながりやすさはアンテナの違い

販売されているWi-Fiルーターの中には、「ハイパワーモデル」といったものがあります。基本的には電波出力が変わらないものの、なぜハイパワーモデルがあるのでしょうか。

ハイパワーモデルは、一般的なルーターよりも通信速度が速く、カバーできる範囲も広いと言われています。その理由は、アンテナの性能やアンテナ数が関係しているのが特徴です。

Wi-Fiルーターの中には、外部からアンテナが見えない「アンテナ内臓タイプ」と、外部にアンテナが突出している「アンテナ外付けタイプ」があります。

外付きアンテナの方が強力という訳ではありませんが、電波はアンテナから垂直方向に同心円上に伝わっていく性質があるのが特徴です。

そのため、外付けアンテナの場合は、アンテナの角度を変えることで、電波強度が変わってきます。

アンテナが2本、3本とあるものは、それぞれのアンテナの向きを調整することで、電波の届かない死角を減らすことが可能です。

他にも、複数のアンテナを使用して、通信速度を向上させる技術もあり、アンテナの違いによって出力は同じように見えても、つながりやすさや通信速度を向上させることができます。

Wi-Fiルーターの電波が届く範囲は、電波出力ではなく、性質によって決まるので、電波の到達距離を伸ばしたい、電波の死角をなくしたい場合は、性質や特徴を理解した上で対策を取ることが大切です。

Wi-Fiルーターの電波を遠距離でも届かせるには?

Wi-Fiルーターの電波を遠距離でも届くようにするためには、障害物を周囲に置かないなどの対策で、実現できます。しかし家の中には、扉や様々な機器があるため、電波干渉を避けることは難しいでしょう。

そんな時は、中継器を設置して、電波が届く範囲を拡張する方法があります。中継器であれば、コンセントに差すだけで遠距離でも電波を届かせることができるので、使い勝手を向上させることが可能です。

他にも、どこでも気軽にWi-Fiを使用する手段として、モバイルWi-Fiという手段もあります。モバイルWi-Fiであれば、常に持ち歩くことができるので、電波干渉を気にせずにWi-Fiを利用することが可能です。

外出先でも、モバイルWi-Fiを利用できるので、様々な場所でWi-Fiを使用したいという方におすすめになります。

Wi-Fiルーターの特徴を理解して距離感を知る

Wi-Fiルーターの電波の届く範囲や性質を理解することで、通信速度が遅くなった場合、どのような対策を講じなければいけないのか、詳しく知ることができます。

本来であれば、遠距離でも届くWi-Fiルーターの電波が届きにくいのは、障害物があったりすることが原因です。

そのためには、どのような対策を講じるのか、自分に合った対策を実行していきましょう。うまく実施すれば、Wi-Fiルーターの通信速度を安定させて、高速通信でネット通信を実現できます。

今回紹介したWi-Fiルーターの特徴を把握して、距離感について理解しておきましょう。

スカイベリーなら、日本も世界もこれ一台。

スカイベリーは日本はもちろん世界158の国と地域で利用できるWiFiサービスです。

面倒な設定は一切不要で高速なインターネットが利用できます。

セキュリティについてもWPA2による暗号化通信を行っており、安心してご利用いただけます。

現在利用している通信料の金額が高い、通信速度が遅い、海外へ出張や旅行へ行く、
テレワークやオンライン授業などでWiFiを検討しているなどのお悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。

まとめ(よくある質問)  

Wi-Fiルータの電波が届く範囲は?

 

全く障害物がない状態であれば、100mほどの距離で可能です。Wi-Fiルーターの電波は障害物の有無により電波の届く距離が変わることも覚えておきましょう。

 

Wi-Fiルーターのつながりやすさは何が影響する?

 

Wi-Fiルーターのつながりやすさは「アンテナ」が要因しています。「アンテナ内臓タイプ」と、外部にアンテナが突出している「アンテナ外付けタイプ」があり、後者のほうがアンテナの角度を変え電波強度を変えることができます。

 

Wi-Fiルーターの電波を遠くに飛ばすためには?

 

Wi-Fiルーターの電波を遠距離に飛ばすためには障害物を周囲に置かないことです。

筆者:平島 賢一(男性) 通信業界歴20年

海外でも使用できるボーダレスなモバイルWiFiはこちら

国内・海外でも利用できるスカイベリーWiFiの詳細を確認する

新生活応援キャンペーン‘24

WiFiコラム

ブログ記事一覧へ