カンボジアに行くならWiFiは必須!インターネット事情や役立つ知識を紹介
インドシナ半島に位置するカンボジアは、アンコールワットやロリュオス遺跡群など世界遺産がたくさん存在することから、日本からの観光客も多く訪れる国です。独特の文化に触れたい人にもおすすめの地域ですが、同じアジアの国でも日本とは風習や各種インフラに大きな違いがあります。特に海外からの渡航者の強い味方になるインターネットに関しては、使い勝手や通信性能に差がありますので、渡航する前にインターネット事情やWiFi事情をチェックしておきましょう。
本記事ではカンボジアに行く際に知っておきたいインターネット、WiFi事情や現地で役立つ知識、カンボジアでインターネットを利用する方法やWiFiをレンタルする方法について解説します。
インターネットは?気候は?カンボジアに行く際に知っておきたい情報
日本からカンボジアに行く前に知っておきたい知識や情報を4つのポイントに分けて紹介します。
カンボジアの気候
カンボジアは熱帯モンスーン気候に属している国で、特に降水量が多くなる雨季と雨がほとんど降らなくなる乾季の2つに区分されます。雨季にあたる5月半ば頃~10月頃は、毎日のようにスコールが降ります。雨が一日中降り続いているわけではありませんが、短時間にまとまった雨が降るので、雨季にカンボジアに行く場合は雨への備えが必要です。
一方の乾季は11月頃~5月頃で、中でも11月~1月頃には、最高気温30度前後で雨もほとんど降らず過ごしやすい時期でしょう。2月頃から少しずつ気温が上がり、3月~4月には日中の気温が35度を超えることが多いため、暑さ対策が必須です。
カンボジアの移動手段
日本では全国各地に電車が走っていますが、カンボジアにはほとんど電車、列車が通っていません。長距離列車はありますが、本数が非常に少ないため移動手段としての利便性は低いのが実状です。カンボジアを周遊しようと思ったら、長距離バスか飛行機のどちらかを利用することになります。一方、市内を巡る際はトゥクトゥクとよばれる三輪自動車を利用するのが一般的です。
カンボジアの支払い手段
カンボジアの通貨はリエルですが、現地では米ドルの方が多用されています。リエルも使えますが、店舗によっては米ドルでの支払いを求められる場合があるので、米ドルで所有しておいた方がよいでしょう。クレジットカードも利用できますが、MasterCardとVisaが主流で他のカードブランドは使えないケースもあるので要注意です。
カンボジアのインターネット事情
ITUの調査によると、2022年におけるカンボジアのインターネット普及率は81.1%です。同年、日本のインターネット普及率は93.3%ですので、10%以上の差があります。主要な観光地ではインターネットを問題なく利用できる場合がほとんどですが、地域によってはインターネット環境が整っていないこともあります。現地の情報に疎い観光客にとって、いつでもどこでも必要な情報を入手できるインターネットは必需品に近いでしょう。インターネットが利用できない場所ではアナログな情報に頼る他なく、行きたい場所に行けないなど、旅先で困ることになりかねません。日本と同じ感覚でカンボジアに行くと、通信環境に不便さや戸惑いを感じることがあるかもしれませんので、事前に必要な準備を整えていく必要があります。
日本人がカンボジアでインターネットを使う方法
日本人がカンボジアでインターネットを利用する方法は大きく分けて4つあります。
1. フリーWiFiを利用する
フリーWiFiとは、無料でインターネットに接続できるWiFiサービスのことです。日本では公衆無線LANや無料WiFiスポットなどとよばれており、公共施設を中心に至るところにフリーWiFiスポットがあります。カンボジアも日本同様、空港やホテル、カフェなどの公共施設にフリーWiFiスポットが設置されており、設定さえ済ませれば誰でも自由に無料のインターネットサービスを利用できます。特に観光地ではフリーWiFiスポットが数多く設置されているため、日本人観光客でも好きなときにインターネットに接続できるのはうれしいポイントです。
フリーWiFiの利用方法は場所によって異なりますが、モバイル端末のWiFi機能をオンにした上で、フリーWiFiスポットにアクセスし有効なメールアドレスを入力するか、そのスポットのパスワードを入力すれば利用できる仕組みになっている場合がほとんどです。最寄りのフリーWiFiスポットを検索できるアプリを前もってインストールしておけば、どこにいても手軽にスポットを探して接続できますので、カンボジアに行くときは事前にダウンロードしておくとよいでしょう。ただ、フリーWiFiは不特定多数の人が一度に利用するため、接続が不安定になることが多々あります。特にカンボジアの場合、インターネット通信速度(ダウンロード)の平均値が28.69Mbpsで、日本の146.79Mbpsに比べると通常時でも低速です。
フリーWiFiにつながったとしても、日本のようにWebサイトを高速で表示したり、動画をスムーズに視聴したりするのは難しいでしょう。
2. プリペイドSIMを利用する
プリペイドSIMとは、一定の容量・期限で利用できる使い切りのSIMカードのことです。一般的なSIMカードの場合、契約するには面倒な手続きが必要ですが、プリペイドSIMは家電量販店や空港などの店舗、オンラインなどで簡単に購入することができます。
日本で海外用のプリペイドSIMを購入し、カンボジアでいつものSIMと入れ替えれば、現地ですぐにインターネットを利用できます。フリーWiFiのように利用範囲の制限がないため、いつでもどこでもインターネットを利用できる点が大きな特徴です。ただ、現地でプリペイドSIMへの入れ替え作業が必要になること、容量と期限に制限があることなどがデメリットです。特に容量に関しては、動画を視聴したり、大容量のファイルを受信したりするとすぐに制限に達してしまうため、場合によってはデータチャージが必要になることもあります。チャージ方法は購入したプリペイドSIMによって異なりますが、海外でチャージするならオンライン手続きが一般的です。容量がなくなっても低速通信は可能ですが、接続が不安定でなかなかチャージしにくい場合がありますので、早めのチャージが安心です。
3. 海外(国際)ローミングサービスを利用する
海外(国際)ローミングサービスとは、日本国内で契約した携帯電話会社の通信サービスを海外でも利用できるようにするサービスのことです。携帯電話会社が提供しているサービスで、各社が海外の通信会社の回線を借りるかたちでインターネットを利用できるようになります。海外ローミングサービスの利用料は、国内で契約した携帯電話会社から請求される仕組みになっているため、現地で支払いのやり取りをしなくてよいところが利点です。ただし、海外ローミングサービスを利用した場合、通常の料金の他に別途ローミング利用料金が加算されることが多く、日本と同じ感覚で利用していると高額な料金を請求されることもあるので注意が必要です。
4. 海外用の小型WiFiルーターをレンタルする
海外で利用できる小型のWiFiルーターをレンタルすれば、場所を選ばずにWiFiサービスを利用することができます。データ容量はプリペイドSIMと同じく定量となっており、好きなプランを選ぶことでシーンに応じた利用が可能です。
プリペイドSIMとの違いは、面倒な入れ替え作業が不要な点と複数の端末を併用できる点です。プリペイドSIMの場合、利用する端末のスロットにSIMカードを挿入しなければならず、パソコンやタブレット、スマートフォンなど複数の端末を利用したい場合、その都度カードを入れ替えるか、端末の分だけプリペイドSIMを用意する必要があります。小型WiFiルーターなら、端末側でそれぞれ設定を済ませるだけでインターネットに接続でき、パソコンを使いながらスマートフォンでインターネットを利用することも可能です。ただ、レンタルWiFiは利用者の間で使い回しているため、ハッキングされる可能性などセキュリティ面に少々不安が残るのが欠点です。また、年に1度ではなく、複数回カンボジアに行く場合は、都度レンタルするよりも定額で契約した方がコストパフォーマンスはよくなるでしょう。定額契約の場合ルーターは購入になるため、レンタルに比べてセキュリティも強固になるのが利点です。
カンボジアではどのようにWiFiをレンタルするの?
カンボジアで小型WiFiルーターを利用するにあたって、現地でレンタルの手続きを行う必要はありません。カンボジアに出発する前に、カンボジアで利用できる小型WiFiルーターのレンタルサービスを提供している国内業者とレンタル契約をすれば、ルーターを現地に持っていくだけでインターネットを利用できるようになります。
カンボジアではWiFiルーターを利用するのがおすすめ
カンボジアではフリーWiFiスポットを利用できますが、現地のインターネット普及率や通信速度は日本よりも低いため、好きなときに快適にインターネットを利用するのは難しいのが実状です。プリペイドSIMやレンタルWiFiを利用する方法もありますが、前者は入れ替え作業に手間がかかりますし、後者はセキュリティ面にやや不安があります。特にカンボジアに年に複数回渡航する人は、都度レンタルするよりも定額で契約した方がコストパフォーマンスがよいので、定額WiFiサービスの利用をおすすめします。
スカイベリーWiFiは、アジア・アメリカ・ヨーロッパなど158の国と地域に対応している海外向けWiFiプランです。
WiFiルーターを現地に持っていけば、複数のキャリアから最適なネットワークを自動的に選択し、接続する仕様になっています。
WiFiを利用するにあたって、面倒な設定は不要。現地でルーターの電源を入れ、スカイベリーWiFiのSSIDとパスワードを入力すれば、すぐにインターネットが利用可能です。
パスワードは1台のルーターにつき1つの固有パスワードが設定されており、パスワードが共有のフリーWiFiや、利用者間で使い回されているレンタルWiFiに比べセキュリティレベルも高くなっています。
カンボジアでインターネットを利用したいなら、ぜひスカイベリーWiFiをご検討ください。