- 法人・海外出張お役立ち
【法人向け】2026年上半期の相談内容から見えてきた、企業の通信環境見直し
※こちらのブログは通信業界歴20年の者が個人の見解で書いたものです※
目次
はじめに
海外出張の再開で、企業の「通信の選び方」が変わっている
海外出張が本格的に再開し、企業にとって海外渡航が再び日常的な業務の一つとなっています。出張が増えるにつれて、企業が見直し始めているのが「海外での通信環境」です。
これまで法人の海外通信といえば、出張のたびに必要な日数分だけレンタルWiFiを手配する方法が一般的でした。一方で現在は、レンタルWiFiだけでなく、契約型WiFiやeSIMなど、さまざまな選択肢を比較しながら、自社の利用実態に合った通信環境を検討する企業が増えています。
法人向け海外通信サービス「スカイベリーWiFi®」への相談内容を通じて、企業が海外通信に求めるものが少しずつ変化していることを実感しています。
2026年上半期に寄せられた相談を振り返ると、そこには「通信費を安くしたい」という一つの目的だけではない、企業の通信環境に対する考え方の変化が見えてきました。
1.通信費を見直したい
「安さ」だけではなく、利用実態に合った通信へ
法人のお客様から特に多く寄せられるのが、通信コストに関する相談です。
ただし、単純に「もっと安いサービスはないか」という相談ばかりではありません。
海外渡航の頻度や社員数、利用する国・地域に加えて、「実際にどれくらい通信を使っているのかを把握したい」「今の契約が自社の利用状況に合っているのか確認したい」といった相談も増えています。
例えば、年間を通じて海外出張が一定数ある企業では、出張のたびにレンタルする方法と、端末を継続利用する契約型WiFiを比較することで、通信費を最適化できるケースがあります。
当社の実績では、年間延べ50〜60日程度の海外渡航がある企業で、契約型WiFiへの切り替えによって通信費の最適化につながるケースも見られます。
つまり、企業が見始めているのは「1回の出張でいくらかかるか」だけではありません。
年間を通じた利用状況まで含めて、自社にとってどの通信手段が適しているのかを考える動きが広がっています。
2.出張のたびの手配を減らしたい
通信にかかる「運用負担」も見直しへ
もう一つ、相談の中で目立つのが「出張のたびの手配を減らしたい」という声です。
レンタルWiFiの場合、海外出張のたびに申込みを行い、端末を受け取り、帰国後に返却する必要があります。
出張者が少ないうちは大きな負担にならなくても、海外出張の頻度が増えたり、利用する社員が増えたりすると、こうした手配業務も積み重なっていきます。
そのため最近では、通信料金だけではなく、
・出張のたびの申込み
・端末の受取り・返却
・社員への端末の受け渡し
・通信費や利用状況の管理
・出張後の精算
といった、通信に付随する業務まで含めて見直したいという企業が増えています。
端末を継続して利用できる契約型WiFiや、端末そのものが不要なeSIMなどへの関心が高まっている背景には、こうした「通信にかかる運用そのものをシンプルにしたい」というニーズがあります。
3.海外だけではなく、国内・海外を1台で使いたい
通信を「日常の業務インフラ」へ
最近では、「海外出張のときだけ使う通信」から、「国内でも海外でも使える通信」へと視点を広げた相談も聞かれるようになりました。
例えば、役員や海外出張の多い社員が利用する専用端末について、「国内では国内通信、海外では海外通信に切り替えて、そのまま1台で使いたい」というニーズです。
これまで海外通信は「海外に行くときだけ用意するもの」という考え方が一般的でした。
しかし、出張の頻度が戻ってきたことで、国内・海外を行き来する社員の通信環境をあらかじめ整えておくという考え方も広がっています。
通信を「出張のたびに手配するもの」ではなく、「日常的に使う業務インフラ」として捉え直す企業が増えているとも言えます。
4.導入後に見えてくるのは、通信料金以外のメリット
実際にスカイベリーWiFi®を導入いただいた企業からは、通信費に関する声だけでなく、運用面についてもさまざまな声が寄せられています。
例えば、
・通信費を削減できた
・毎回レンタルする必要がなくなった
・複数国を周遊する場合も、そのまま利用できる
・国内・海外を1台で利用できる
・出張精算や通信管理がしやすくなった
といったものです。
こうした声からも分かるのは、企業が見直しているのは「通信料金」だけではないということです。
海外出張が再び増えている今、通信にかかるコストと業務負担を合わせて考え、自社の働き方に合った通信環境を整えることが求められています。
5.これからの法人海外通信に求められるもの
海外出張が再開した当初は、「以前使っていた通信サービスをもう一度利用する」という企業も多かったかもしれません。しかし、出張が継続的に発生するようになると、「本当に今の方法が自社に合っているのか」という問いが生まれます。
・どれくらい海外へ行くのか
・誰が通信を利用するのか
・どの国・地域へ行くのか
・どれくらい通信を使うのか
そして、通信のためにどれだけの管理・手配業務が発生しているのか。
こうした利用実態を一つひとつ整理することで、企業にとって最適な通信環境は変わってきます。
今後の法人海外通信では、「一番安い通信サービスを選ぶ」という考え方だけではなく、通信費・使いやすさ・管理負担まで含めて、自社に合った通信環境を選ぶことがより重要になっていくのではないでしょうか。
海外出張が当たり前の日常へ戻りつつある今、企業の通信環境もまた、次の段階へ進もうとしています。
法人の海外通信に関するご相談について
当社では、法人のお客様から寄せられるさまざまなご相談をもとに、海外出張の頻度や利用状況、運用面での課題などを伺いながら、企業ごとに適した通信環境をご提案しています。
「今の通信サービスが自社に合っているのか分からない」「海外出張が増えて、通信費や管理の負担が気になっている」といったお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。


